現代文明

「現代文明」の一問一答問題です。

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VIII-49. 現代文明-科学技術の変貌(1)-

20世紀初めにが発表した理論は,ニュートン力学を変革し,時間と空間の認識を大幅に変えた。さらに,[ 1 ]が唱えた質量とエネルギーの等価性は,原子爆弾へとつながった。また,原子・原子核・素粒子といった微視的現象を扱うも急成長した。1903年にが初飛行に成功した飛行機は,第一次世界大戦,第二次世界大戦において兵器として発達した。さらに,ナチス=ドイツが第二次世界大戦中に開発したロケット技術は,米ソに引き継がれた。ソ連は1957年に初めての人工衛星1号を打ち上げたが,この技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)と表裏一体のものであり,アメリカに[ 5 ]=ショックという動揺を引き起こした。冷戦の展開のなかで,米ソとも宇宙開発に力を注ぎ,69年にはアメリカのが初めて有人月面着陸に成功した。

VIII-50. 現代文明-科学技術の変貌(2)-

20世紀には,医学や生物学の分野においても発見や発明が急速に進んだ。1929年にイギリスのフレミングが青かびからを分離し,抗生物質の製造が可能となり,感染症の治療などに多くの効果を発揮した。50年代からはDNAの研究が進み,分子生物学が発展した結果,によって遺伝子を操作する技術も誕生した。90年代に遺伝子配列の解読をめざすヒトゲノム計画が始まり,2003年には解読が完了した。90年代には,同一の遺伝子を持つ生命の誕生を可能にするにより,羊のドリーが生まれた。これらの発明は様々な恩恵を与える可能性がある反面,危険性も指摘されており,生命倫理上の論争が続いている。

VIII-51. 現代文明-環境保護運動-

重工業化は地球規模の環境問題を引き起こすようになり,1972年にはスウェーデンのストックホルムで環境をテーマとした初めての会議であるが開催され,国連環境計画(UNEP)が発足した。その後,オゾン=ホールが発見されたり,温室効果ガスによる地球温暖化の危険が指摘されるようになった。92年には,ブラジルのリオデジャネイロで「」が開催され,「」を進めるための基本原則を示したリオ宣言が出された。97年には,温室効果ガスの削減を定めたが採択された。
check_icon61986年にウクライナにある原子力発電所で原発事故が発生し,広範囲におよぶ放射能汚染を引き起こした。

VIII-52. 現代文明-現代思想(1)-

デカルト以来の近代ヨーロッパの思想は,合理的精神を備えた個人の自律を前提としていた。それに対し,オーストリアの精神病理学者は,を確立し,人間の自我が無意識に支配されていることを明らかにして,デカルト以来の人間観に打撃を与えた。哲学では,合理主義や実証主義のような客観的な抽象的思考では把握できない個としての人間の立場を強調するがさかんとなった。[ 3 ]の特徴は,19世紀のデンマークのキェルケゴールや「神は死んだ」と唱えたに見られるが,ドイツのハイデッガーやフランスのがその代表である。ドイツの思想家が著した『西洋の没落』は,第一次世界大戦後のヨーロッパ社会に大きな衝撃を与えた。
check_icon6[ 1 ]は,古代ギリシアの悲劇詩人が書いた『オイディプス』をもとに,エディプス=コンプレックスという概念を提唱した。

VIII-53. 現代文明-現代思想(2)-

ドイツのは,社会学の研究を通じてヨーロッパ近代社会の特性を明らかにし,『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で資本主義とプロテスタントの宗教倫理との関係を論じた。アメリカでは,有用性が認められる場合にのみ理論や法則を真理とみなす立場であるがによって完成された。フランスの社会人類学者レヴィ=ストロースは,マルクス主義や実存主義,さらにはヨーロッパ近代の理性主義を乗り越える構造主義の方法論を確立した。

VIII-54. 現代文明-美術・音楽-

現代美術は,印象主義まで続いてきた自然の模倣という方法を否定した。フランスの画家マティスは,大胆な原色を強調した野獣派(フォーヴィズム)の代表である。スペインの画家は,自然を円錐・球や立方体などの立体として扱うの代表である。スペインの画家ダリは,無気味な幻覚的世界を描くシュールレアリスム(超現実主義)の代表である。オーストリアの作曲家シェーンベルクは十二音音楽を創始し,無調音楽を作曲した。
check_icon6[ 1 ]は,スペイン内戦中にドイツ・イタリア空軍がを無差別攻撃したことに抗議して,「[ 3 ]」を描いた。