1929年10月24日(「」),ニューヨーク株式市場()で株価が大暴落して,アメリカは大恐慌に襲われた。恐慌の原因は次のようなことが挙げられる。(1)ヨーロッパが復興してくるとヨーロッパ向けの農産物価格が低下して農業恐慌が進行した。(2)工業製品が大量に生産される反面,労働者の賃金が低く抑えられており,需要と供給のバランスが崩壊した。(3)アメリカ自身が保護貿易主義をとっており,輸出が振るわなかった。このような構造的原因から起きた恐慌は長期にわたった。アメリカは海外に投下していた資本を引き上げたため,アメリカ発の恐慌は世界恐慌となった。とくに,アメリカ資本の援助によって経済復興を遂げていたドイツに深刻な影響が出た。資本主義経済から切り離されていたソ連のみが恐慌の影響を免れた。