第一次世界大戦中に自治領は本国に協力して参戦したが,1916年のアイルランドにおけるのような本国からの自立をめざす動きも存在した。第一次世界大戦後のイギリスは,インドやエジプトの民族運動を抑える一方で,北部のアルスター地方を除くアイルランドに自治権を認め,1922年にが成立した。自治領が本国議会の束縛を脱しようとする状況を受けて,26年のイギリス帝国議会において自治領に本国と対等の関係を認め,「イギリス国王に対する共通の忠誠」を基盤とするが組織された。31年,でこの体制が法制化された。しかし,アイルランドの独立派は,37年に国王への忠誠宣言を廃止して独自憲法を定め,を国名として事実上[ 3 ]を脱退した。その後,49年には正式に[ 3 ]を脱退してアイルランドを名乗った。
(1)1905年に結成されたアイルランドの民族主義政党は[ 1 ]に関わったのちも支持を広げ,1918年の選挙で圧勝し,独立を宣言した。これを認めないイギリスとの武力闘争を経て,[ 2 ]が成立した。(2)「アイルランド」は英語,「エール」はアイルランド語であるが,どちらも公称として用いられている。