第一次世界大戦は世界経済に大きな変動をもたらした。大戦前のアメリカは世界最大の工業国ではあったが,世界有数の債務国でもあった。だが大戦中,アメリカは連合国(協商国)へ物資や(借款)を提供して大きな利益をあげ,戦後には債務国からに転じ,ニューヨークがロンドンに並ぶ国際金融市場の中心となった。巨大な経済力を背景にアメリカでは新たな生活様式が生みだされた。のベルトコンベア方式による車の大量生産により,車は大衆にも手の届くものとなった。また,冷蔵庫・洗濯機などの家電製品の普及により大量生産・大量消費社会が形成された。ラジオ・映画・スポーツなどの発展により,大衆文化も誕生した。
第一次世界大戦後のアメリカの繁栄を「パクス=アメリカーナ」の始まりととらえる考え方もある。だが,「パクス=アメリカーナ」の起点について,第二次世界大戦終結ととらえる論者もいるし,1991年のソ連崩壊とする論者もいて見解は統一されていない。