で成立したヨーロッパの国際秩序をヴェルサイユ体制と呼ぶ。ヴェルサイユ体制では,ドイツの弱体化と,ソヴィエト政権の封じ込めが図られた。東欧とバルカンでは,原則のもと,新興独立国が誕生した。ロシアからとバルト3国(エストニア・ラトヴィア・)が独立し,オーストリアからハンガリー・と,のちのユーゴスラヴィアが独立した。さらに,旧ロシア領とドイツ領の一部を合わせてが独立した。しかし,英・仏・米は植民地を放棄する意志はなく,アジア・アフリカにおいては[ 2 ]原則は適用されなかった。中東においては,イラク・トランスヨルダン・がイギリスの,がフランスのとされた。
(1)ユーゴスラヴィアは,セルブ=クロアート=スロヴェーン王国が1929年に改称した国名。(2)キリスト教徒の住民が多いレバノンは,フランスにとって統治しやすい地域だったため,シリアからのちに分離された。