X-52. イスラーム社会

西アジアのイスラーム社会は都市を中心に発達した。各地の都市には,礼拝所である [ 1.モスク ] や, [ 2.マドラサ ] (学院), [ 3.市場 ] (アラビア語でスーク,ペルシア語でバザール)があった。[ 1 ]や[ 2 ]の建設や運営は, [ 4.ワクフ ] (寄進財産)によってまかなわれた。[ 2 ]でイスラーム諸学を修めたものは [ 5.ウラマー ] と呼ばれ,裁判官や教師,礼拝の指導者などをつとめるエリート層を構成した。[ 5 ]は学問を磨くために,イスラーム世界各地を巡り歩いたが,『三大陸周遊記』(『旅行記』)で知られる [ 6.イブン=バットゥータ ] はイスラームにおける知識人である[ 5 ]の典型である。751年にアッバース朝が唐を破った [ 7.タラス河畔 ] の戦いで [ 8.製紙法 ] がイスラーム世界に伝来すると,西トルキスタンの [ 9.サマルカンド ] やバグダード・カイロなどに製紙工場が建てられ,やがて[ 8 ]は [ 10.イベリア ] 半島と [ 11.シチリア ] 島を経て,12世紀頃にヨーロッパに伝えられた。
check_icon6[ 1 ]に付属する尖塔である [ 12.ミナレット ] の上から,1日5回の礼拝の呼びかけ(アザーン)が行われる。