X-10. 前13世紀頃のオリエントの変動

前13世紀頃,エーゲ海から東地中海一帯に「 [ 1.海の民 ] 」と呼ばれる人々が来襲し,小アジアの [ 2.ヒッタイト ] を滅亡に追い込み,エジプトを弱体化させた。この地方を支配していた2大強国の勢力が後退したのにともなって,セム語系の3つの民族の活動が活発化した。地中海貿易を独占した [ 3.フェニキア人 ] ,内陸貿易に活躍した [ 4.アラム人 ] ,のちにユダヤ教を成立させる [ 5.ヘブライ人 ] の3民族である。
check_icon6(1)ギリシアでは,前12世紀頃にエーゲ文明が滅亡したが,一説には「[ 1 ]」の侵入が関係しているともいわれる。(2)[ 5 ]とは他民族による呼び名で,自らはイスラエル人と称した。バビロン捕囚後にユダヤ教が確立されると,ユダヤ人と呼ばれることが多い。