ユーラシア大陸南東部にあたる東南アジアは,半島の大陸部と,半島から現在のやフィリピンの島々までの島嶼(とうしょ)部に分けられる。気候的には,高温多湿の熱帯から亜熱帯に属す。大陸部には稲作に適した平原が広がり,島嶼部では諸島にみられるような香辛料などの国際的商品を生みだした。東南アジアは,古くはインドや中国の影響を受け,ついでイスラームの影響を受けつつ独自の文明を築いていった。16世紀には西欧諸国が進出した。19世紀になると,世界市場に組み込まれ,大陸部では稲を中心とする農業開発が進み,島嶼部の[ 2 ]半島では錫(すず)や,自動車生産にともないなどの資源開発が進んだ。東南アジア諸国は,を除き欧米の植民地とされたのち,第二次世界大戦後に独立した。