V-71. ウィーン体制の動揺:ギリシア独立

1821年, [ 1.オスマン帝国 ] からの独立をめざし,ギリシア独立戦争が始まった。バルカン半島から東地中海にかけて進出することを目指していたイギリス・ [ 2.ロシア ] ・フランスがギリシアの独立を支援した。オーストリアは,ギリシアが独立すると自国内での民族運動が激化することを恐れたが,他国との協調を考えて中立を維持した。こうして,1829年に独立が承認され,翌30年のロンドン会議で列強による承認をえた。ギリシアの独立は,ウィーン体制下で新たな国民国家を誕生させたことで,ウィーン体制崩壊の前触れとなった。
check_icon6イギリスのロマン派詩人 [ 3.バイロン ] はギリシア独立戦争に参加し,病死した。フランスのロマン主義画家 [ 4.ドラクロワ ] は,オスマン軍による虐殺事件を題材に「キオス島の虐殺」を描いた。