III-58. ビザンツ帝国の土地制度

ビザンツ帝国の初期には,土地に縛り付けられた小作人( [ 1.コロヌス ] )を使った大土地所有制度が行われていたが,イスラームなどの侵入に対処するために7世紀以降,帝国をいくつかの [ 2.軍管区 ] に分けてその司令官に軍事と行政の権限を与える[ 2 ]制(テマ制)がしかれた。[ 2 ]では農民に土地を与える代わりに兵役義務を課す [ 3.屯田兵制 ] が行われた結果,小土地所有の自由農民が増え,その租税収入が帝国の財政を支えた。11世紀以降,軍役奉仕と引き替えに貴族に国有地の管理権を与える [ 4.プロノイア ] 制が行われるようになって,帝国の分裂と衰退がすすんだ。