オランダは,日本の鎖国体制が完成したのちも長崎の出島を通じての対日貿易を許され,さらに中国との貿易においても優位に立った。オランダは,一時台湾も占領したが,1661年にによってやぶられて台湾を失った。また,1621年に会社を設立して,ヨーロッパ・西アフリカ・アメリカを結ぶに乗り出した。オランダは,北アメリカ東岸にニューネーデルラント植民地を創設して,を建設した。こうして,17世紀前半にオランダは繁栄したが,17世紀後半におきた戦争に敗れて海上覇権をイギリスに奪われた。
17世紀は寒冷化が進み,三十年戦争・イギリス革命・フロンドの乱など多くの戦争や内乱が勃発し,「17世紀の危機」と呼ばれる。しかし,オランダは,香料貿易やバルト海貿易で優位に立ったことでこの時期としては,例外的な繁栄を見せた。