の『世界の記述(東方見聞録)』は繁栄する先進的なアジアへのあこがれをヨーロッパ人に抱かせた。イタリア商人に独占されていた東方貿易に頼らず,アジアに直接行って胡椒などのを手に入れて莫大な富をえようという欲求は,新たな財源を求める君主を動かした。また,東方にはキリスト教国があるという伝説が西ヨーロッパにはあり,オスマン帝国をはさみうちにするためにそれを探そうという動きもあった。特に,国土回復運動()でイスラーム教徒と戦ってきたスペインとポルトガルは海外布教への意欲が強かった。また,の改良により,遠洋航海が可能となってきた。これらが,大航海時代の背景である。