人類を分類する方法はいろいろある。皮膚・目・頭髪などの色の違いという見た目で分類する方法がによる分類である。この方法は19世紀以来,ヨーロッパやアメリカで盛んになり,ヨーロッパ以外の民族を劣等視して,ヨーロッパの帝国主義諸列強が植民地を保有することを正当化するイデオロギーとして利用された。一方,おもに使用している言語をもとに,宗教や風俗習慣なども含めて分類する方法がによる分類である。この分類において,同一起源の言語から分かれて発達した言語の一群をと呼ぶ。最大の[ 3 ]は,サンスクリット語・ペルシア語・英語など,インドからヨーロッパまでの多くの言語をふくむである。しかし,ヨーロッパの言語でも,ハンガリー語・フィンランド語・エストニア語などはウラル語族に属する。アフロ=アジア語族は,アッカド語・バビロニア語・ヘブライ語・アラビア語などが含まれる語派,古代エジプト語・コプト語などが含まれるエジプト語派などに分けられる。トルコ語・モンゴル語などはアルタイ語族に分類される。インドのタミル語はドラヴィダ語族に分類される。