明を建てたは元末の混乱をおさめるため,皇帝に権力を集中させたほか,漢民族の文化を重視し,儒教を通じた社会規範の再確立を図った。[ 1 ]は,唐代にできた三省のうち最後まで残っていたとその長官であったを廃止して,を皇帝に直属させ,宋代に始まった君主(皇帝)独裁体制を完成させた。また,を官学とし,官僚はによって選抜した。軍制では,軍戸の戸籍を設けてを編成した。農村では,土地台帳であると戸籍・租税台帳であるをつくり,一家を民戸として登録し,徴税や治安維持の責任を負わせるを実施した。民衆教化のために儒教にもとづくを定め,唐の律・令にならって,明律・明令を制定した。