IX-93. 明の制度

明を建てた [ 1.洪武帝(太祖) ] は元末の混乱をおさめるため,皇帝に権力を集中させたほか,漢民族の文化を重視し,儒教を通じた社会規範の再確立を図った。[ 1 ]は,唐代にできた三省のうち最後まで残っていた [ 2.中書省 ] とその長官であった [ 3.丞相 ] を廃止して, [ 4.六部 ] を皇帝に直属させ,宋代に始まった君主(皇帝)独裁体制を完成させた。また, [ 5.朱子学 ] を官学とし,官僚は [ 6.科挙 ] によって選抜した。軍制では,軍戸の戸籍を設けて [ 7.衛所制 ] を編成した。農村では,土地台帳である [ 8.魚鱗図冊 ] と戸籍・租税台帳である [ 9.賦役黄冊 ] をつくり,一家を民戸として登録し,徴税や治安維持の責任を負わせる [ 10.里甲制 ] を実施した。民衆教化のために儒教にもとづく [ 11.六諭 ] を定め,唐の律・令にならって,明律・明令を制定した。