IX-67. 宋代における支配層

科挙は家柄や階層を問わず受験できたが,合格に必要な儒学や詩文の教養を身につけるためには,幼い頃からの受験勉強が必要で,合格出来るのは富裕な家の子弟に限られた。唐末から五代にかけて没落した貴族にかわって,宋代に科挙に合格し,官僚を出した家( [ 1.官戸 ] )となったのは,新興地主層の [ 2.形勢戸 ] であった。[ 2 ]は,小作人である [ 3.佃戸(でんこ) ] を用いて荘園を経営する地主層であった。儒学の教養を身につけた科挙出身の官僚は, [ 4.士大夫 ] と呼ばれる知識層でもあった。
check_icon6科挙に合格して官僚となったのはほとんど形勢戸だったことから,まとめて官戸形勢戸と呼ばれた。