前漢の武帝が採用した官吏登用法()により官僚となって台頭した豪族は,後漢末から魏晋南北朝を通じて各地で力を強めた。魏ののときに,官吏任用制度が[ 1 ]からにかわると,豪族が要職を世襲するようになり,を生むこととなった。この結果,魏晋南北朝から唐末まで,中国は貴族社会の時代となった。
[ 2 ]は,中央から派遣された中正官が郷里の評判によって人材を9等級(九品)にわけて推薦し,中央の官吏を登用する制度。中正官は地方で力を持つ豪族を推薦し,豪族が高級官職を独占した結果,「上品に寒門なく,下品に勢族なし」といわれる状況となった。