IX-12. 諸子百家(1)

春秋戦国時代に世襲的な身分制や氏族制が崩れると,新しい社会秩序を説く思想家や学派が数多く現れ,諸国の君主も有能な人材の登用を図った。これらの思想家や学派を総称して [ 1.諸子百家 ] という。[ 1 ]のなかで後世に最も大きな影響を与えたのは,漢代に官学とされ,それ以降正統教義とされた [ 2.儒家 ] の思想である。[ 2 ]は春秋末期に現れた [ 3.孔子 ] を祖とするが,[ 3 ]は孝や悌といった家族道徳から出発し,人に自然とそなわる道徳的心情( [ 4.] )と規範( [ 5.] )による社会秩序の実現を説いた。戦国時代の[ 2 ]である [ 6.孟子 ] は,人の本性を [ 7.性善説 ] でとらえ,王道政治を説いた。また, [ 8.荀子 ] は,人の本性を [ 9.性悪説 ] でとらえ,[ 5 ]による教化を説いた。[ 2 ]の経典のうち,『論語』は [ 10.四書 ] に,中国最古の詩集である『詩経』や魯(ろ)の国の年代記である『春秋』は [ 11.五経 ] に属す。