戦国時代に農具やが普及すると,農業生産力が次第に高まり,それまでの集団農耕に代わって家族単位での農業経営が可能となり,氏族制が崩れていった。また,貨幣も用いられるようになり,新興の商人層が成長した。このような社会経済の変化にともなって,周代の世襲的な身分制度はくずれ,実力本位の傾向が強まった。戦国時代の諸国は,富国強兵につとめ,農業や商工業の振興に努めた。さらに,戸籍を整備して家族単位の小農民を把握し,徴兵や課税を行うようになった。
[ 3 ]貨幣には,小刀を模した,農具の形を模した,中央にあながある円形の,楚で用いられた貝貨を模したがある。