IX-106. 明代の文化-実学-

16世紀に入り産業や商業が発展するなか,キリスト教宣教師が西洋の学術をもたらし,また陽明学がしだいに空論化すると,これらを背景に現実社会に役立つ学問を第一とする [ 1.実学 ] がおこった。 [ 2.李時珍 ] は古今の薬物の総合書である『 [ 3.本草綱目 ] 』を著し, [ 4.徐光啓 ] は農政・農業の総合書である『 [ 5.農政全書 ] 』を, [ 6.宋応星 ] は産業技術書である『 [ 7.天工開物 ] 』を著した。こうした科学技術の発展の背景にあったのが [ 8.イエズス会 ] 系の宣教師の来航である。 [ 9.マテオ=リッチ ] は,世界地図である「 [ 10.坤輿(こんよ)万国全図 ] 」を刊行し,さらに[ 4 ]とともにエウクレイデスの幾何学を翻訳した(『 [ 11.幾何原本 ] 』)。 [ 12.アダム=シャール ] は,[ 4 ]らを指導し,西洋の暦法をもとに『 [ 13.崇禎暦書 ] 』を編纂した。