カテゴリー別アーカイブ: 大航海時代

IV-11. 大航海時代の影響(1)

大航海時代は地球的規模の商業活動をもたらし,世界の一体化が始まるきっかけとなった。商品の種類や量が拡大し,ヨーロッパ経済の中心は [ 1.北イタリア ] の諸都市からポルトガルのリスボンなどの [ 2.大西洋 ] 岸の諸都市へと移った。これを [ 3.商業革命 ] という。1545年に現在のボリビアで発見された [ 4.ポトシ ] 銀山などのラテンアメリカの銀山から大量の銀がヨーロッパに流入し,ヨーロッパの物価は2~3倍に上昇した。これを [ 5.価格革命 ] というが,固定地代の収入で生活する領主に打撃を与えた。

IV-12. 大航海時代の影響(2)

大航海時代の結果,切り開かれた広大な海外市場は資本主義経済の発達を促し,西欧諸国では商工業が活発となった。一方, [ 1.エルベ ] 川以東の東ヨーロッパ地域では,農民に [ 2.賦役 ] 労働を課す大農場経営である [ 3.農場領主制(グーツヘルシャフト) ] が広まり,西欧諸国に輸出する穀物を生産した。工業製品を輸出する西ヨーロッパ,そこに銀をもたらすラテンアメリカ,穀物を供給する東ヨーロッパは相互依存的な国際分業体制をつくりあげたが,これを「近代世界システム」と呼ぶ。富は「中核」である西ヨーロッパに集まり,原材料や食料をそこに供給する東ヨーロッパやラテンアメリカなどの「周辺」は貧しさからなかなか抜け出せなかった。
check_icon6[ 3 ]が拡大する東ヨーロッパで広まった農民支配強化の状況を [ 4.再版農奴制 ] という。