大航海時代は地球的規模の商業活動をもたらし,世界の一体化が始まるきっかけとなった。商品の種類や量が拡大し,ヨーロッパ経済の中心はの諸都市からポルトガルのリスボンなどの岸の諸都市へと移った。これをという。1545年に現在のボリビアで発見された銀山などのラテンアメリカの銀山から大量の銀がヨーロッパに流入し,ヨーロッパの物価は2~3倍に上昇した。これをというが,固定地代の収入で生活する領主に打撃を与えた。
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IV-12. 大航海時代の影響(2)
大航海時代の結果,切り開かれた広大な海外市場は資本主義経済の発達を促し,西欧諸国では商工業が活発となった。一方,川以東の東ヨーロッパ地域では,農民に労働を課す大農場経営であるが広まり,西欧諸国に輸出する穀物を生産した。工業製品を輸出する西ヨーロッパ,そこに銀をもたらすラテンアメリカ,穀物を供給する東ヨーロッパは相互依存的な国際分業体制をつくりあげたが,これを「近代世界システム」と呼ぶ。富は「中核」である西ヨーロッパに集まり,原材料や食料をそこに供給する東ヨーロッパやラテンアメリカなどの「周辺」は貧しさからなかなか抜け出せなかった。
[ 3 ]が拡大する東ヨーロッパで広まった農民支配強化の状況をという。