カテゴリー別アーカイブ: 17~18世紀の文化

IV-90. 17~18世紀の文化:科学革命と近代科学

17世紀,イギリスを中心に自然科学の大転換がおき,近代の自然観・科学技術を生み出すきっかけがもたらされた。これを [ 1.科学革命 ] という。『プリンキピア』で万有引力の法則を唱えた物理学者 [ 2.ニュートン ] や,気体力学の土台をつくった [ 3.ボイル ] は近代科学の基礎を築いた。また,イギリスの生理学者 [ 4.ハーヴェー ] は血液の循環を立証し,イギリスの医師 [ 5.ジェンナー ] は18世紀末に種痘法を開発して,予防接種を創始した。フランスの天文学者 [ 6.ラプラース ] は宇宙進化論を唱え,18世紀のフランスの化学者 [ 7.ラヴォワジェ ] は質量保存の法則を立てた。18世紀のスウェーデンの植物学者 [ 8.リンネ ] は植物分類学を確立した。

IV-91. 17~18世紀の文化:哲学(1)

実験と観察の結果から一般法則を導く [ 1.帰納法 ] による [ 2.経験論 ] を説いたイギリスの [ 3.フランシス=ベーコン ] と,疑いようのない原理から論理的な推論によって必然的な結論を導く [ 4.演繹法 ] による [ 5.合理論 ] を主張したフランスの [ 6.デカルト ] らが,近代哲学への道を開いた。ニュートンとは別に微積分法を考案したことでも知られるドイツの哲学者・数学者である [ 7.ライプニッツ ] は,神の予定調和のもとにある,分割不可能な単子から世界がなるとする単子論を説いた。
check_icon6デカルトの著作『方法叙説』のなかにある「われ思う,ゆえにわれあり」という言葉は,すべての存在を疑ってみたうえで,疑う自分の存在を確信するというデカルトの方法をよく示している。

IV-92. 17~18世紀の文化:哲学(2)

ドイツの哲学者 [ 1.カント ] はイギリスの [ 2.経験論 ] と大陸の [ 3.合理論 ] を総合して,批判哲学を打ち立て, [ 4.ドイツ観念論 ] の祖となった。フランスの科学者・哲学者の [ 5.パスカル ] は「人間は考える葦」であるという言葉で有名な『パンセ(瞑想録)』を残した。ユダヤ系オランダ人の哲学者 [ 6.スピノザ ] はあらゆるものに神が宿り,一切は神と同一と考える汎神論を唱え,教会からは無神論として異端視された。
check_icon6 [ 7.純粋理性批判 ] 』『実践理性批判』『判断力批判』を[ 1 ]の三大批判書という。

IV-93. 17~18世紀の文化:政治思想(1)

フランス教会の教皇権からの独立(ガリカニスム)を主張した,フランスの [ 1.ボシュエ ] は絶対王政を正当化するイデオロギーである [ 2.王権神授説 ] を唱えた。これに対して,人類に普遍的に通用する法という考えにもとづく [ 3.自然法 ] 思想が生まれ,国家の起源を自由・平等な個人間の契約に求める [ 4.社会契約説 ] と結びついて,絶対王政に対抗する武器となった。オランダの法学者 [ 5.グロティウス ] は,ドイツの三十年戦争の惨禍を見て,『 [ 6.戦争と平和の法 ] 』を著して「 [ 7.国際法 ] の祖」「近代[ 3 ]の父」と呼ばれる。また,[ 5 ]は中継貿易を行っていたオランダの利害を擁護する『 [ 8.海洋自由論 ] 』を著して,貿易・公海の自由を主張した。

IV-94. 17~18世紀の文化:政治思想(2)

自然法思想を基礎として,社会や国家の起源を自由・平等な個人間の契約に求める [ 1.社会契約説 ] が生まれた。イギリスの [ 2.ホッブズ ] は『 [ 3.リヴァイアサン ] 』のなかで自然状態を「万人の万人に対する闘争」と説き,その混乱を避けるために契約を結んで,国家を形成しなければならないと主張した。だが,[ 2 ]が説く国家主権は絶対的なものであったため,絶対王政を擁護する立場であった。これに対して [ 4.ロック ] は,イギリスで1688~89年に起きた [ 5.名誉 ] 革命を正当化するために,『 [ 6.統治二論(市民政府二論) ] 』で君主が契約に反した場合には人民に革命権があると説いた。この革命権の主張は, [ 7.1776 ] 年のアメリカ独立宣言で用いられた。

IV-95. 17~18世紀の文化:政治思想(3)

18世紀のフランスでは,理性を重視し,合理的な思考を目指す [ 1.啓蒙 ] 思想が生まれた。 [ 2.モンテスキュー ] は『 [ 3.法の精神 ] 』で三権分立を説いた。『 [ 4.哲学書簡 ] (イギリスだより)』でイギリスの先進性を賛美した [ 5.ヴォルテール ] は,啓蒙専制君主に影響を与えた。 [ 6.ルソー ] は『 [ 7.人間不平等起源論 ] 』や『社会契約論』で人民主権論を主張した。 [ 8.ディドロ ] [ 9.ダランベール ] が編集した『 [ 10.百科全書 ] 』は,フランス啓蒙思想家の思想を集大成したものである。

IV-96. 17~18世紀の文化:経済学

絶対王政期の経済政策である [ 1.重商主義 ] を批判して,富の源泉を土地に求め,経済活動の [ 2.自由放任 ] を主張する [ 3.重農主義 ] が18世紀後半のフランスで生まれた。『経済表』を著し,「[ 3 ]の祖」といわれる [ 4.ケネー ] や,フランス革命前に財政改革を試みた財務総監 [ 5.テュルゴー ] が[ 3 ]を代表する。産業革命が始まったイギリスでは, [ 6.アダム=スミス ] が『 [ 7.諸国民の富 ] 』(『国富論』)を著し,[ 2 ]主義にもとづく古典派経済学を開いた。

IV-97. 17~18世紀の文化:建築・美術(1)

17~18世紀のヨーロッパ文化は君主の宮廷生活と結びついたもので,豪壮華麗な [ 1.バロック ] 美術がフランスとスペインで流行した。フランスのルイ14世は[ 1 ]様式の [ 2.ヴェルサイユ ] 宮殿を完成させた。絵画では,「マリー=ド=メディシスの生涯」などを描いたフランドル派の [ 3.ルーベンス ] ,チャールズ1世の宮廷画家として活躍したフランドル派の [ 4.ファン=ダイク ] ,「女官(ラス・メニナス)」を描いたスペインの宮廷画家 [ 5.ベラスケス ] ,「聖母昇天」などの宗教画を描いた [ 6.エル=グレコ ] ,「夜警」を描いたオランダの [ 7.レンブラント ] などが活躍した。「真珠の耳飾りの少女」などの作品で知られるオランダの [ 8.フェルメール ] は市民の日常生活を描いたが,屋内に差し込む光などの繊細な表現に優れている。

IV-98. 17~18世紀の文化:建築・美術(2)

18世紀になると,豪壮華麗な [ 1.バロック ] 美術にかわって,繊細優美な [ 2.ロココ ] 美術が広まった。プロイセンのフリードリヒ2世がポツダムに建てた [ 3.サンスーシ ] 宮殿は,[ 2 ]様式の宮殿として名高い。「シテール島の巡礼」を描いたフランスの [ 4.ワトー ] は[ 2 ]様式の代表的画家である。

IV-99. 17~18世紀の文化:音楽

17~18世紀には豪壮華麗な [ 1.バロック ] 音楽が流行した。多くの教会音楽を残したドイツの [ 2.バッハ ] や,ドイツ生まれで後半生はイギリスの宮廷音楽家として活躍した [ 3.ヘンデル ] がその代表である。18世紀後半には [ 4.古典派 ] 音楽が誕生した。「交響曲の父」と呼ばれるオーストリアの作曲家 [ 5.ハイドン ] ,交響曲「ジュピター」などを残した [ 6.モーツァルト ] ,[ 4 ]音楽を集大成して19世紀前半に生まれる [ 7.ロマン ] 派音楽への道を開いた [ 8.ベートーヴェン ] がその代表である。