石器や骨角器を用いて,狩猟・採集をしながら移動生活をしていた,約240万年前から約1万年前までを時代という。砂などで表面を磨いた石器を用いた時代を時代というが,この時代に農耕が開始され,定住生活を行うようになり,の製作と使用も普及した。素焼きの土器に赤・黒・白などの顔料で文様をつけたは世界各地に広まった。
[ 2 ]時代から[ 4 ]時代の過渡期で,小型の剥片石器である細石器を用いた時代を中石器時代という。
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0-5 農耕・牧畜の開始
氷期と間氷期を繰り返した更新世(洪積世)が約1万年前に終わって完新世(沖積世)に入ると,気候が温暖となり,現在とかわらない気候となった。この変化のもと,それまでの・採集・漁労を行う経済から,・牧畜による経済へと人類の歴史は新たな展開をみせた。最初にこの展開がおこったのは約9000年前の西アジアで,麦を栽培し,ヤギ・羊・牛などを飼育し始めた。現在のイラク北部にあるジャルモ遺跡は,天水(雨水)に頼る初期農耕遺跡である。
0-6 国家の誕生と文字の発明
初期の農耕は天水(雨水)に頼っていたが,前5000年ごろにティグリス川と川にはさまれた地域の(現在のイラクにあたる)で人為的に水を供給する農業が行われるようになると,農業生産力が増大し,さらに多くの人口を養うことが可能となった。その結果,さまざまな職業が生まれて分業が始まった。さらに戦争の指導者や神官が出現すると,政治的な支配・従属関係が形成され,国家が誕生した。人口が増大して社会が複雑化すると,国家制度が整えられて神殿を中心とする都市国家が成立した。この時期に銅とすずの合金から作られるが使用されるようになり,金属器時代に入った。また,政治や商業の記録を残すためにが発明された。[ 5 ]が発明される以前の時代を時代,[ 5 ]発明以後を時代という。