VIII-5. アメリカ主導の国際経済秩序

第二次世界大戦終了時,アメリカは唯一の核保有国であり,世界の鉱工業生産の6割以上,世界の金の約7割を保有して経済的覇権を握った。アメリカ主導の国際経済秩序は3つの柱からなる。国連専門機関として1945年に設立された [ 1.国際通貨基金 ] (IMF)と [ 2.国際復興開発銀行 ] (IBRD,世界銀行),そして貿易上の障壁をなくそうとする「 [ 3.関税と貿易に関する一般協定 ] 」(GATT,ガット)である。金と交換可能な唯一の通貨であるアメリカのドルが [ 4.基軸通貨 ] とされ,各国通貨とドルの交換比率が固定化された。こうして経済的覇権は,第二次世界大戦前のイギリスからアメリカに完全に移行した。
check_icon6(1)第二次世界大戦後の国際経済秩序を,[ 1 ]と[ 2 ]の創設会議が開かれた地名にちなみ, [ 5.ブレトン=ウッズ ] 体制と呼ぶ。(2)[ 3 ](GATT,ガット)を受け継いで,1995年に [ 6.世界貿易機関 ] (WTO)が発足した。