ラテンアメリカ諸国は,第二次大戦後も,アメリカの政治的・経済的支配下に置かれ,貧富の差が大きかったため社会変革を求める労働者らの声が高まった。1930年に大統領に就任して独裁体制を敷いたブラジルのヴァルガスは45年にクーデタで失脚したが,51年に大統領に返り咲き,労働者の支持を受けつつ石油公社の創設など民族主義的政策を行った。46年に大統領に選出されたアルゼンチンのは独裁政治を行い,反米的政策をとり,工業・銀行・鉄道の国有化を図った。51年に誕生した左翼政権は土地改革を行ったが,54年にアメリカに支援された軍部クーデタで倒された。チリでは,70年にが大統領となり,世界で初めて民主的選挙によって社会主義政権を建てた。しかし,73年にアメリカの支援を受けた軍部クーデタにより[ 3 ]政権は倒され,ピノチェトが大統領となった。