1950年代に冷戦の緊張緩和が進んだ。53年にが,54年にはがジュネーヴ休戦協定で休戦を迎えた。53年の死去後に始まった「雪どけ」の国際関係を背景に,新たに独立したアジア・アフリカ諸国が東西対立から距離を置いて結束しようという動きが現れた。54年,中国の首相がインドを訪問し,インドの首相と会談して,「領土と主権の尊重・相互不侵略・内政不干渉・平等互恵・平和共存」からなるを提唱し,冷戦下における国際政治のあり方を示した。
インドと中国の関係は50年代半ばは[ 6 ]にみられるように良好だった。しかし,1959年にチベット反乱が勃発してがインドに亡命すると,59~62年にかけて中印国境紛争が起きて対立関係に入った。