VIII-20. アメリカの指導力低下(2)

1944年の [ 1.ブレトン=ウッズ ] 会議以後,唯一金と交換できるアメリカのドルは国際経済の基軸通貨であった。だが,西欧諸国や日本が経済を回復させると,アメリカのドルが海外に流出し,ドルの価値が60年代に揺らぎ始めた。ベトナム戦争の莫大な戦費がドルの信用をさらに低下させ,71年にアメリカ大統領 [ 2.ニクソン ] はドルと金の交換停止を発表した(ドル=ショック)。国際通貨体制は大きく動揺し,73年には [ 3.変動相場制 ] に移行して,[ 1 ]体制は崩壊した。73年の [ 4.第4次 ] 中東戦争を機におきた [ 5.第1次石油危機(オイル=ショック) ] は西側先進工業国の経済に深刻な打撃を与えた。こうした世界的な経済・政治問題を協議するために,75年から [ 6.先進国首脳会議(サミット) ] が開催されるようになった。
check_icon6[ 6 ]参加国は,第1回が米・英・仏・日・西ドイツ・イタリアの6か国,第2回からカナダも参加してG7となり,97年からロシアが参加してG8となった。だが,ロシアがクリミア半島を併合し,ウクライナ内戦に軍事介入したことをもって2014年にロシアの参加は停止されており,現在はG7である。