春秋戦国時代に世襲的な身分制や氏族制が崩れると,新しい社会秩序を説く思想家や学派が数多く現れ,諸国の君主も有能な人材の登用を図った。これらの思想家や学派を総称してという。[ 1 ]のなかで後世に最も大きな影響を与えたのは,漢代に官学とされ,それ以降正統教義とされたの思想である。[ 2 ]は春秋末期に現れたを祖とするが,[ 3 ]は孝や悌といった家族道徳から出発し,人に自然とそなわる道徳的心情()と規範()による社会秩序の実現を説いた。戦国時代の[ 2 ]であるは,人の本性をでとらえ,王道政治を説いた。また,は,人の本性をでとらえ,[ 5 ]による教化を説いた。[ 2 ]の経典のうち,『論語』はに,中国最古の詩集である『詩経』や魯(ろ)の国の年代記である『春秋』はに属す。