III-28. 封建社会の安定と成長

11世紀ころに農業生産力が増大し,封建社会は300年ほど続く安定と成長の時代に入った。それをもたらした技術的革新には,水車の改良,鉄製農具の普及,牛や馬に引かせる [ 1.重量有輪犂 ] ,そして耕地を春耕地・秋耕地・休耕地に3分して3年周期で利用する [ 2.三圃制 ] があった。耕地は細長い地条にわかれており,農民に貸与される保有地は,各耕地に分散してあった。だが,耕地を保有者ごとに垣などで仕切ると共同作業が行いにくいので,耕地の仕切りはなかった。これを [ 3.開放耕地制 ] という。耕地を牛馬に引かせて[ 1 ]で耕す農作業は共同で行われ,農民の結びつきを強めた。
check_icon6封建社会が安定してくると,民衆の聖地巡礼熱が高まった。イェルサレム,ローマ,それとイベリア半島西北部の [ 4.サンチャゴ=デ=コンポステラ ] が三大巡礼地として人気があった。