1世紀頃,モンスーン(季節風)を利用してアラビア海を横断する航海法が開発され,海の東西交渉がさかんとなった。特に,ローマとの貿易は重要で,ギリシア人航海者が著した『』によると,・絹がローマに輸出され,ローマからはやガラス器などがもたらされた。こうした海の道を通じた交易の発展に応じて,南インドの諸王朝が建設された。前1世紀頃,高原に成立した系アーンドラ族の(前1世紀~後3世紀)は海上交易で栄えた。さらに,南インドに成立した[ 5 ]系人の朝(前3~後13世紀)も海上交易で栄え,最盛期の10~11世紀にはスマトラ島のまで遠征した。南インドの最南端にあったドラヴィダ系のパーンディヤ朝(前3世紀頃~後14世紀)は,独自のタミル文化を発達させ,ローマとの交易でも知られる。