XI-3. アーリヤ人の侵入

インドと中央アジアを結ぶ交通の要衝である [ 1.カイバル ] 峠を越えて,前1500年頃からインド=ヨーロッパ語系の牧畜民である [ 2.アーリヤ ] 人が西北インドの [ 3.パンジャーブ ] 地方に侵入するようになり,農耕に従事する先住民を征服した。前1000年頃に[ 2 ]人はより肥沃な [ 4.ガンジス ] 川流域に移動し,牧畜社会から定住農耕社会へ移行した。青銅器に代わり鉄器を用い,広大な稲作地帯を形成した。この結果,王侯・武士や司祭といった生産にたずさわらない階層が生まれ,王が人々を支配するようになった。[ 2 ]人は,雷などの自然神を崇拝し,神々をたたえる賛歌集であるインド最古の聖典『 [ 5.リグ=ヴェーダ ] 』をはじめ,4つの [ 6.ヴェーダ ] を生み出し,バラモン教の聖典となった。前1500年から前600年頃までは,[ 6 ]時代と呼ばれる。