XII-52. 朝鮮をめぐる情勢(1)

朝鮮では,1863年に [ 1.高宗 ] が即位したが,その父 [ 2.大院君 ] が摂政として実権を握っていた。17世紀以降,朝鮮は清と日本の2国としか外交関係をもっていなかった。しかし,19世紀後半になると欧米列強の圧力は朝鮮にもおよび,1860年代にアメリカやフランスが開国を求めたが,[ 2 ]は開国を拒否していた。1873年に[ 2 ]は王妃 [ 3.閔氏(びんし) ] (閔妃びんひ)一族により失脚させられたが,対外政策は変わらなかった。1875年,日本は軍艦を派遣して圧力をかけ, [ 4.江華島事件 ] を起こし,翌76年に領事裁判権を認める不平等条約である [ 5.日朝修好条規 ] を結び,釜山など3港を開港させた。こうして開国させられた朝鮮では,清との関係を重んじる保守・排外的な事大党と,明治維新をモデルに近代化をめざそうとする勢力が争うようになった。
check_icon6朝鮮は,江戸幕府の将軍が替わるごとに祝賀をかねて, [ 6.朝鮮通信使 ] を日本に派遣して,交渉を行っていた。