II-20. キリスト教の成立

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パレスチナに生まれたイエスは,律法を遵守して形式主義に陥ったユダヤ教の派を批判し,と隣人愛を説いた。民衆はイエスを救世主(ヘブライ語で,ギリシア語でキリスト)と信じたが,反発したユダヤ人支配層がローマへの反逆者として告発し,総督がイエスを十字架刑に処した。その後,イエスが復活したという信仰が生まれ,キリスト教が成立した。
check_icon6(1)ユダヤ教の聖典を『旧約聖書』と呼び,イエスや使徒の言行をまとめたものが『』である。『[ 5 ]』はギリシア語の共通語であるで記された。『[ 5 ]』中のマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによるイエスの言行録を『』,ペテロ・パウロの伝道を中心に記述した書を『使徒行伝』という。なお,新約・旧約の「約」とは,神との契約・約束の意味である。(2)ユダヤ教には自らが神から選ばれた民族であるという,があった。そのためユダヤ教はユダヤ人の民族宗教にとどまった。これに対し,[ 2 ]と隣人愛を説いたキリスト教は世界宗教となることができた。