XII-59. 東アジアをめぐる日本とアメリカの対立

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日露戦争を境に,日本とアメリカの関係は大きく変わった。日露戦争時はロシアの南下を警戒したアメリカは,日本を支援していた。1907年,日仏協約で日本の韓国における優越権・フランスのインドシナにおける優越権を日仏双方が相互承認し,またで日露両国が中国東北地方(満洲)における利権を分け合った。この結果,日本と英・仏・露の提携が成立し,満洲への米資本の参入をうかがっていたアメリカは孤立した。第一次世界大戦中の1915年に日本が政府に突きつけたは,欧米列強の日本に対する警戒心を強めた。そのため,日本は海軍艦艇をヨーロッパに派遣して連合国の作戦に協力し,アメリカとは石井=ランシング協定を1917年に結んだ(参照:XII-26)。1921~22年のは米英が日本を抑えようとするものであった(参照:VI-58)。この状況下,アメリカで1924年に成立したでは,日本人を含むアジア系の移民が事実上禁止されて日米関係が悪化する原因となった。