XIV-15. インドとパキスタンの対立

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1947年に独立したインドでは,1950年,カーストによる差別禁止を含む憲法が発布され,イギリス連邦内の自治領の立場から共和国となった。また,パキスタンは56年にイギリス連邦内の自治領から共和国となった。インド・パキスタン両国はの帰属をめぐって,47年(第1次印パ戦争)と65年(第2次印パ戦争)に軍事衝突をおこした。さらに,71年に東パキスタンが独立運動をおこすと,インドはこれを支持し,パキスタンを破り(第3次印パ戦争),東パキスタンはとして独立した。
check_icon6(1)インドでは,憲法によってカーストによる差別は禁止されているが,現在でもカーストの影響は根強く残っている。(2)[ 1 ]は,住民の過半数がイスラーム教徒であったが,ヒンドゥー教徒であった藩王がインド加入を決定した。(3)イギリス連邦は,元来イギリス国王を元首に戴く同君連合であった。しかし,1949年のロンドン宣言で「イギリス国王に対する共通の忠誠」という条項を加盟の必要条件から外したため,同君連合である連邦王国以外の国の加入も可能となった。インド・パキスタン・スリランカが「共和国となった」というのは,イギリス国王を元首に戴く同君連合である連邦王国から離脱したということで,イギリス連邦自体には留まった。ちなみに,現在のオーストラリアやカナダはイギリス連邦王国の一員であり,オーストラリア国王あるいはカナダ国王としてエリザベス2世を戴いている。(4)インドとパキスタンは現在でも対立関係にあるが,インドが74年に,パキスタンが98年に,それぞれ核実験に成功した。